毎日の食事のたびに調理する野菜ですが、人参なら表面の乾いた皮をピーラーで剥いたり、大根の皮も丁寧に剥き取ったり～して切りそろえてから調理して食卓に並んでしまうのが普通だと思います。
しかし実際の所、野菜の栄養をしっかり摂ろう！と思って野菜を調理していると思われているのですが、調理中に剥いたり切ったりして取り除いた皮やヘタにこそ野菜本来の旨味や栄養分が含まれている事を知っている人は、まだそれほど多くは無い様です。
ときどき料理系の番組だったり健康系の番組で取り上げられてはいる事なんですが、まだまだ多くの人の心には浸透していない様なので、日々、本当はこの時期に摂って欲しい栄養分がゴミになってしまっているのです。
この時期に摂るべき栄養素と言うのがポリフェノールで、主に野菜の濃い色合いとして含まれているのですが、ポリフェノールの働きは身体を酸化から守ってくれるので、日光を浴びて酸化しやすいお肌を酸化しにくくしてくれたり、体内を酸化しやすくする食材を食べてしまった時の中和にも一役買ってくれますので、積極的に摂って行きたい成分なのです。
その野菜の濃い色合いが強い部分と言うのが、一番多く捨てられている野菜の皮に含まれているので、なるべく捨てないで利用して行って欲しいのです。
特に結構剥かれてしまっているのが人参で、表面がゴワゴワして食べづらいから剥いている～と言う人が大半なんですが、そのゴワゴワ感こそ！が身体にとても良いモノなので、向かずに調理して食べて欲しいんですよね。
根菜類はとにかく皮を全部丁寧に剥いて調理してしまうモノが多いのですが、なるべくなら皮まで食べる様に心掛けて行った方が良さそうです
また、特に皮もむかずにそのまま食べる野菜の方が多いと思いますが、ナスやゴーヤー、ズッキーニやトマトも皮は特に剥かないで食べていますよね？
ゴーヤーは表面のあのボツボツした特有の表面が一番ポリフェノールが濃い部分なので、まさか切除して食べたりしている人は居ないと思いますが、もしあのボツボツ部分をカットして食べていると言う方が居られましたら、それはもう～栄養を自ら捨てている！と言っても過言では無いので止めて欲しいですね。
ただ、トマトの皮は調理する料理によっては湯剥きしてしまう人も多いと思うので強制ではないですが、ただ皮の方が抗酸化力は非常に高いので、サビたくない！と考えている方はなるべく皮ごと食べて行って欲しいですね。
それと、人参のヘタなどの切除して捨てているヘタの部分にも結構栄養や旨味が含まれているので、だし取り用のパックなどに入れて煮出して旨味を抽出して、カレーや味噌汁、煮物などに利用してみるのもお勧めです。
と言った感じで、野菜の栄養は捨てる所にこそある！ので、今日から～明日からでも是非捨てない様に心掛けてみてください。
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